「努力は美徳」…でも、それを犯罪に使ったら、ただの暴力になる。
“失敗は成功の基”を信じて行動するストーカーの大いなる勘違い!
🌸「失敗は成功の基」――私も昔は、この言葉が好きだった。
勉強や部活で失敗しても、次の成功につながると思えば頑張れたから。
でも、その言葉をまるで免罪符みたいに使い、犯罪の言い訳にしてしまう人間がいるなんて…あの事件の前までは、想像もしなかった。
◆一度目の接近…突然すぎる“偶然”
それはある平日の夕方。駅前の小さなカフェで、私は友達との待ち合わせまでの時間をつぶしていた。
スマホでニュースを見ていたら、突然、知らない男が私の正面に腰を下ろした。
「ここ、空いてますか?」
――いや、他にも席はあるのに?
違和感を覚えた私は、軽く会釈だけして席を立った。普通はこれで終わり…のはずだった。
でも後になって知った。彼の中では、このやりとりすら“第一歩”だったことを。
◆二度目の“挑戦”
数日後、スーパーで夕食の食材を選んでいたとき、背後から聞き覚えのある声がした。
「あれ?カフェでお会いしましたよね」
――偶然…なわけがない。
彼は私の買い物カゴを覗き込み、「料理するんですね、家庭的だなぁ」と勝手に評価してくる。
私は「急いでいるので」とその場を離れたけれど、彼の頭の中では“二度目は会話できたから進展”という、意味不明な成功判定がされていた。
◆“三度目の正直”という勘違い
その週末。最寄り駅の改札を出た瞬間、彼はまるで待ち伏せしていたかのように現れた。
「今日は一緒に帰りませんか?」
心臓がドクンと大きく跳ね、足が一瞬止まりそうになった。
私は無視して歩き続けたが、彼は横に並び、歩調を合わせてくる。
まるで“粘れば距離が縮まる”とでも信じているかのように。
◆失敗を“経験値”と呼ぶ危険な脳内変換
拒否されても、それを改善点だと思って次の機会を狙う――ビジネスや勉強なら美徳かもしれない。
でも、恋愛感情を一方的に押し付けるストーカーにとって、それは恐怖の連鎖を作るだけ。
彼は「断られたら理由を考え、次はもっと上手くやればいい」と本気で信じていた。
そして、その“上手く”の方向性が、すべて間違っていた。
◆境界線を踏み越えた夜
その日、私は残業で遅くなり、家に着いたのは22時近くだった。
マンションのエントランスを開けた瞬間、暗がりから彼が現れた。
「やっと帰ってきた。ずっと待ってたんですよ」
ゾワリと背筋が冷たくなる。
私は慌ててドアを閉め、鍵を二重にかけ、スマホを握りしめた。
手が震えてうまく番号が押せない。それでも必死に110番をかけた。
◆警察と探偵の連携
警察はすぐに駆けつけ、彼を引き離してくれた。
しかし、私の不安は消えない。
「失敗は成功の基」を免罪符にした彼の思考は、一度の警告では止まらないかもしれない。
そこで私は、探偵にも相談した。
行動記録の取得、防犯カメラの位置確認、接近禁止命令の手続きサポート――すべて迅速に動いてくれたおかげで、少しずつ日常を取り戻せた。
◆私が伝えたいこと
努力や根気は、正しい場所で使われるから価値がある。
人を追い詰め、恐怖させるために使えば、それはただの暴力だ。
「失敗は成功の基」という言葉を、あなたが大切に思う人のために正しく使ってほしい。
もしあなたの周りに、拒否を“次への糧”と勘違いする人がいたら――すぐに距離を置き、警察や探偵の力を借りてほしい。
◆ストーカー被害は、特別な人だけの問題じゃない
🌸ストーカー被害って、テレビやネットの中だけの出来事だと思っていませんか?
実際には、誰にでも起こり得る身近な問題です。特に女性は、その多くが「まさか自分が…」という瞬間から始まります。
警察庁の統計でも、毎年多くの女性がストーカー被害を訴えています。けれど、その中には泣き寝入りしてしまう人も少なくありません。
だからこそ――もし違和感を覚えたら、迷わず行動してほしいのです。
あなたの心と日常を守るために、早めの相談と対策が、何よりの防御になります。
🌸ストーカー被害は、一人で抱え込まないでください。
無料相談から始められる探偵事務所があります。
電話はフリーダイヤルですが苦手なら、メールで匿名無料相談もありますよ!
【追記】“失敗は成功の基”の危険な誤解──エスカレートの三段階
🌸「失敗を重ねれば“成功”に近づく」――その発想は、恋でも好意でもなくただの加害の拡大。
ストーカー加害者の勘違いは、次の三段階で悪化しやすいと感じます。
①接触の回数を増やす(既読確認・待ち伏せ)→ ②質を変える(贈り物・居場所特定)→ ③境界を越える(自宅周辺・勤務先・家族への接触)。
どの段階でも被害者側が「反応」すると強化学習になり、次の“誤った成功体験”につながります。
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“やめさせる”のではなく“残す”──記録が最大の防御
🌸 相手を説得して改心させるより、証拠を残すほうが早くて強い。
・日付/時刻/場所/状況を一行でもOK(「8/● 19:05 駅改札、背後に同一人物、動画10秒」)
・SNSのDM/通話履歴/置きメモはスクショ+原本保全
・第三者(管理人・警備・近隣)の目撃は氏名・連絡先までメモ
・恐怖や体調の変化も主観メモ(動悸・眠れないなど)。
小さな“点”の記録が、のちに時系列の“線”となって可視化されます。
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今すぐできる三つの自衛ステップ
STEP1:連絡先の整理(非表示ではなく拒否設定)と、玄関・窓・駐輪場など物理的弱点の点検
STEP2:移動ルートの固定化をやめ、時間・道順・立ち寄り地点をランダム化
STEP3:“証拠ノート”を今日から開始(テンプレ:日付/時刻/場所/行為/被害感情/証拠リンク)。
テンプレの詳しい書き方は、こちらの実例が参考になります →
“証拠ノート”が私を守った──ストーカー被害を可視化する記録術
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「記録がある=あなたの味方が増える」ということ。大丈夫、あなたの日常は取り戻せます。
♡ 追記 ♡
このサイトには、たくさんの記事がありますよ!
スマホだからちょっとわかりずらいかもですが、この記事読み終わったら、そのままスマホ画面をビューンって下にスクロールしてみてね!
エントリー記事いっぱいあるから、少し違う角度から、同じ悩みを見つめた記事も参考にしてね♡
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