妊振中絶・出産・オナニーは女性器(小陰唇)の変形をもたらすのか?
オナニーを毎日すると女性器はどうなるの?
子供の頃から毎日オナ二一をしていますが、体に悪影響はないでしょうかと言う、相談をネットの書き込みなどでよく見かけます。女性のオナニーについては、10年くらい前は、20歳未満の女性でオナニー体験者は約40パーセント、5年前では、70パーセント程度、オナ二ーをする女性が急速に増えています。
現在は、おそらく大半の女性が体験者だろうと想像できます。問題は、このオナニーと女性器の関係です。男性に愛撫されても感じず、自分の手でなければ駄目だとか、ノイローゼ的なオナニーとなると問題ですが、心身ともに健康な女性なら、とくに体に害はないと言えます。
むしろオナニーをする女性のほうが、性感の学習を積んでいていいかもしれません。ただし、このオナ二ーも、やり方しだいでは、せっかくの女性器を台なしにしかねない恐れがあるので注意が必要です。
オナ二ーと言っても、人によってそのやり方はいろいろあるようですが、大きく分けて、クリトリスや小陰唇への剌激、ディルドによるポルチオへの剌激、あるいはももや乳房への刺激という「表在刺激」と、膣に物を挿入する「疑似性交」があります。
アメリカの女性のデータでは、クリトリスと小陰唇への刺激が84パーセントと断然多く、ついで膣への挿入、ももや乳房など他部の刺激はともに10~11パーセントという調査結果もあります。
日本の女性のあいだでも、クリトリスや小陰唇を刺激するというパターンが多いと思われますが、(でも現在ではディルドによるポルチオへの剌激も増えている)このとき、なぜか小陰唇をぐいぐい引っぱる女性がいます。
興奮のあまり、思わずしていることなのでしょうが、これはできればやめたほうがいいです。小陰唇はやわらかい組織なので、引っぱるとけっこう伸びます。
だから、毎日のようにオナニーで小陰唇を引っぱって伸ばしていると、だんだん小陰唇が伸びてきて、形が変型してしまう心配があるのです。まさかと思う人がいるかもしれませんが、女性の小陰唇は、刺激をくり返していると、恐ろしいまでに伸びます。
男性にしてみれば、小陰唇の大きさが女性の性的魅力の重要な要素と考えている人もいますが・・・貧弱な小陰唇より、発達した小陰唇のほうが、ペニスにまとわりつく感じがいいという男性もいます。
しかし、いくら大きい小陰唇がいいという男性でも、割れ目からだらりと垂れさがったようなものは歓迎しないでしょう。また、そこまでいかなくても、いつも特定の側の小陰唇だけを引っぱっていると、左右の小陰唇の形が違ってくることも考えられます。小陰唇は、女性器の外見を左右するだけに、オナニーのときも注意して扱ったほうがよさそうですよ。
オナ二ーに器具を使うのは考えもの
オナニーのやり方で、膣に物を挿入するのは、小陰唇を引っぱることにくらべて、それ自体、とくにどうということもないですが、女性はときにとんでもないものをぺニスの代用に使いそのための悲劇が生まれます。
少し昔の話ですが、車のフロアチェンジのノブを使った例があります。ノブでオナニーをしていたところ、ネジがゆるんでいたのか、ノブの部分がはずれてしまったのですよ。
女性が性的に興奮すると、膣内が粘膜でうるおって、なめらかな状態になり、そのうえ、吸引力が生じてきます。
男性とのエッチのときなら、この吸引力は、男性器を迎えるためにひじように好都合なのですが、そのためにノブがすっぽりはいりこんでしまい、取るに取れなくなって、病院
に行ったと言うケース。
こうしたケースは、膣に挿入するつもりがなくても起こることがあります。外性器を器具で刺激しているとき、手からすべったはずみに、膣の中にはいってしまうことがあるのです。その点からいって、割れものは、オナ二ーには絶対に使わないことです。
豆電球が膣内で破裂して、手術をしたケースもあるんですよ。このような事故さえ起こさなければ、膣に物を入れる疑似性交は、とくに害はあるとは思えませんが、女性器のことを思えば、すこしでも危険のあることは避けたほうがいいでしょう。
女性器にバターや牛乳を塗って犬やネコになめさせたほうが、実害がないと言えますが、ネコの舌などザラザラして、痛いと思う人がいるかもしれませんが、女性器の皮虜は、より丈夫なので、なめられて傷つくことはまずないです。(冗談ですよ!)
出産は女性器(小陰唇)にどんな影響を与えるの?
もし美容整形手術を受けて、運悪く未熟な医師の手にかかり、手術前より変な顔になったらどうしますか?だれだって激怒して、その医師を告訴に及ぶに違いないですよね。実際、美容整形手術の失敗が裁判沙汰に発展するケースは珍しくないのです。
ところが、第二の顔ともいうべき女性器が、婦人科医の腕しだいで似ても似つかぬ顔立ちになったとしても、多くの女性はあまり気にしないようです。
出産のとき、小陰唇と肛門のあいだ、いわゆる会陰部は非常に柔らかくなって、膣入口は、ある程度の大きさまで広がります。しかし、赤ちゃんの頭が十分通るほどには、大きくならない女性もいます。
その場合、無理をすると裂傷を起こすことがあり、この裂傷を避けるために会陰切開を行なうことも少なくないです。問題は、その後始末で、裂傷や切開のあとは、今度はこれを縫合しなければならない訳ですが、この縫合の仕方がひどく乱暴な医師もけっこう多いのです。
専門の医師なら、もとの形どおりに縫ってあげるのが当然の義務です。でも医師のほうも、もともとの小陰唇の形がどうだったかなど、あまり関心を払わず、気軽に縫ってしまう!そのため、とんでもない縫合をやってしまうことになります。
もっとも、中央会陰部の裂傷とか、切開が浅いうちならば、あまり失敗はないし、問題もないです。側面の裂傷や切開の場合、小陰唇のどちらかをよけいに引っぱりすぎて、ずれたまま縫ってしまいがちなのです。
その結果、女性器がひきつれを起こしたように、みにくく歪んでしまうケースもあるのです。日本女性の場合、会陰部に縫合瘢痕を持っている割合はけっして低くないと言われています。縫合瘢痕のある女性は、分娩経験者の38.1パーセントにも及んでいます。
このうち、縫合のまずさから歪んでしまっている例がどのくらいの割合を占めているか、もともとの姿がわからないので確かめるすべもないのですが、小陰唇の左右が明らかにずれているものがかなり多いと言われています。大過なく出産できたのだから、多少女性器が歪んでも仕方ないとあきらめるケースも多いと思われます。
妊振中絶は女性器(小陰唇)にどんな影響を与えるの?
少なくとも、中絶の痕跡が女性器の形態上に残るということはありません。もちろん、妊娠中は、外性器の色素沈着が強くなるなど、妊娠性の変化が目立つので妊娠しているかいないかということであれば、外性器を見ただけでも、ある程度は鑑別できます。
しかし、その妊娠を人工的に途絶させてしまい、次の月経を自然に見たというような状態になったときには、もうわかりません。
見た目には何の痕跡も残さないからといって、安心してもらっては困りますが、影響がないのは、あくまで外の部分だけの話であって、女性器の内部に重大な影響を及ぼさないとはかぎりません。たび重なる中絶は、ホルモン状態をガタつかせます。
また性器感染や不妊の原因を作るし、子宮外妊娠や骨盤内膜症と呼ばれる病気を誘発する危険性が小さくないのです。
この病気の大部分は子宮が癒着するため、エッチのときに痛みを覚える、いわゆる性交痛が特徴的な症状です。それも、膣炎などの炎症とは違って、入口での痛みではなく、男性が深くはいって、子宮に当たると、飛び上がるような痛みをともない、エッチどころではなくなります。
これら内膜症の原因についてはいろいろな学説があって、妊娠中絶だけが、その原因とは言えないですが、中絶によって発病の可能性はより高くなると言われています。いずれにせよ、いくら外観に影響がないとはいえ、女性器にとって、妊娠中絶が好ましくないことは言うまでもありません。