“おやすみスタンプに隠された意味”夫に隠れて交わされる不倫の合図

「何気ない“おやすみ”スタンプが、不倫のサインだったとしたら──？」

◆妻の「おやすみスタンプ」に安心していた夜

「おやすみ」──妻が毎晩送ってくれるスタンプ。

ベッドに入る前にスマホを見て、その可愛いキャラクターのスタンプを見ると、なんだか心が温まる気がしていた。

「今日も疲れたけど、明日も頑張ろう」

そんな風に思わせてくれる、ささやかな習慣だった。

けれど──その「おやすみスタンプ」が、まさか不倫の合図だったなんて。

当時の私は、夢にも思っていなかった。

◆気づきのきっかけは“違和感”だった

ある晩、妻がお風呂に入っている間、リビングに置きっぱなしになっていたスマホが目に入った。

通知に表示されたのは「おやすみ🌙」のスタンプ。

それは私がもらったものではなかった。

「え…？誰に送ったんだろう？」

心臓がドクンと跳ねる。

いつも自分に送ってくれるものと同じキャラ。同じ時間。同じ“おやすみ”。

だが、宛先は私ではなかった。

その瞬間、胸の奥で不安がざわめいた。

◆同じスタンプが毎晩のように送られていた

それから私は注意深く観察するようになった。

妻は決まって夜10時過ぎにスマホを手にし、同じキャラクターの「おやすみスタンプ」を送っていた。

そして、しばらくしてから「お風呂入ってくるね」と声をかけてくる。

…まるで、スタンプを送る時間をきっかり決めているかのように。

「相手は誰なんだ？」

妻のその行動パターンが、不自然に思えて仕方なかった。

◆スタンプに込められた“秘密のメッセージ”

LINEのスタンプは、ただのイラストじゃない。

特定のスタンプには、送り手と受け手だけが分かる“合図”のような意味が込められることがある。

「おやすみ」＝「今夜はここまで」

「うさぎのスタンプ」＝「また明日も話そう」

それは、外から見れば何の変哲もないメッセージ。

でも二人の間では、立派な合図になる。

妻が毎晩送っていた「おやすみスタンプ」も、そうした不倫相手との秘密のサインだったのだ。

◆夫である自分には届かないスタンプ

私にも「おやすみ」の言葉はかけてくれる。

けれど、スタンプは送ってこなかった。

「一緒に暮らしてるからわざわざ送らないだけ」──そう思い込もうとした。

でも実際には、そのスタンプは別の男にだけ送られていた。

同じ「おやすみ」でも、重みが違ったのだ。

妻の笑顔を見るたび、あのスタンプが脳裏に浮かび、胸を締めつけた。

◆疑念と確信の狭間で

決定的な証拠があるわけじゃない。

ただのスタンプにすぎない。

そう自分に言い聞かせようとするが、心は納得しなかった。

「本当にただの友達なら、どうして毎晩同じ時間に送るんだ？」

「どうして同じキャラを繰り返すんだ？」

小さな違和感が積み重なり、やがてそれは“確信”へと変わっていった。

◆問い詰められない苦しみ

「スタンプの相手は誰なんだ？」と問い詰めたい気持ちはあった。

だが、それだけでは不倫の証拠にならない。

もし妻が「ただの友達」と言えば、それ以上追及できない。

スタンプだけを根拠にすれば、逆に「疑い深い夫」として夫婦関係が壊れてしまうかもしれない。

証拠がないまま責めることが、どれほど危険なことかは分かっていた。

だからこそ、何も言えず、胸の内で葛藤を抱えるしかなかった。

◆探偵に相談するという選択

そんな時、頭をよぎったのが「探偵に相談する」という選択肢だった。

スタンプやメッセージは氷山の一角にすぎない。

その裏にある実際の行動を調べることでしか、真実にはたどり着けない。

探偵なら、妻が夜に誰と会っているのか、スタンプの相手と会っているのかを調べられる。

証拠写真や詳細な報告書があれば、言い逃れはできない。

「ただのスタンプ」で片付けられることは、もうなくなるのだ。