「目が合わない=安全」とは限らない。無関心の仮面をかぶった“執着”が、すぐそばに。
✿ 下を向いて歩いてる…目の焦点が合わない、その男 ✿
最近、近所のスーパーの帰り道──何度もすれ違う男の人がいる。
でもその人、いつも下を向いて歩いてるの。まるで、地面のアリを数えてるみたいに。
最初は偶然かと思った。でも…何度も、何度も、すれ違う。
道も違う、時間も違う。それでも会うなんて…偶然じゃないよね?
✦✧✦ 目の焦点が…合ってない ✦✧✦
ある日、その男の顔をちらっと見たとき、ゾクッとした。
目の焦点がどこにも合ってないの。
私じゃない、誰でもない、何か虚空を見てるみたいに……。
目が合ったわけじゃない。でも、見られてる気配がした。
顔をあげないくせに、私の動きにだけ反応するの。
❁ 何か変! どこかで見られてる気がする ❁
ある日、スマホを落としそうになったとき、ふと周囲を見た。
植え込みの陰に、あの男のスニーカーが見えた。
怖くて、息が止まった。
次の日も、その次の日も、また違う場所で見かけた。
顔は下を向いてる。でも、私の足音にだけ、首が動く。
どう考えてもおかしいよ…知らない人なのに、なんで?
━━✦ これは、ストーカー? ━━
「気のせい」じゃ済ませたくない。だって、
これまでにも何人かに付きまとわれた経験がある。
“視線が合わないから安全”なんて、幻想だったんだ。
目が合わない=興味がないじゃない。逆だった。
“あえて見ないようにしてる”だけの、執念。
✧✿ 一般論として語るなら ✿✧
ストーカーって聞くと、どんな人を思い浮かべる?
無口で、目を合わせない。背中を丸めて、どこか薄暗い雰囲気。
多くの人が、そんな“陰のある存在”をイメージすると思う。
実際、通報事例や相談件数で多いのは「目をそらして歩く」「話しかけても返事が曖昧」「会話のキャッチボールが成立しない」といった特徴を持つ相手。
つまり、社会的な接点を持たず、遠巻きに見つめるだけの行動が、警戒心を高める原因になるのかもしれない。
もちろん、すべての人がそうじゃない。でも、
「不自然な視線」「避けすぎる距離感」「異様な行動パターン」──
それらが揃ったとき、人は本能的に不安を覚える。
そして多くの場合、そういった直感は当たってるの。
✿ 自分の勘を信じていい ✿
帰り道を変えても、同じ交差点で遭遇する。
スーパーのレジを出たとたん、道路の向こうにいる。
どうしてここまで分かるの? いつ見てるの?
まさか、生活パターンまで読まれてるの?
怖くなって、スマホで「探偵 無料 相談」って調べた。
そこで初めて「探偵って、優しいんだ」って知った。
✧✦ だから、私は動く ✦✧
“目の焦点が合わない人=無関係”なんて、思い込んじゃダメだった。
無害そうな人ほど、怖いときもある。
黙って見てるだけの人のほうが、執着してることもある。
もし、今あなたのまわりに
「目が合わないのに、妙に気になる人」がいたら──
それ、“ストーカー”かもしれない。
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◆視線や態度に潜むサイン
🌸人は興味や関心のある対象を自然と目で追うものです。けれど、ストーカーの場合、その視線や態度が極端に不自然になることがあります。
下を向き続けたり、目の焦点が合わないように見せかけたり…そんな行動は、自分の存在を悟られないためのカモフラージュかもしれません。
日常の中で「なんだかおかしい」と感じた瞬間が、危険を察知するきっかけになります。
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