“恥ずかしがる私”に興奮したストーカー男 接近禁止命令のその後

 「恥じらい」が、彼には“ご褒美”だった——。

 異常な視線、法の制裁、そしてその後に待っていた恐怖とは。

 

“恥ずかしがる私”に目を光らせていたストーカー男


それは会社の飲み会の帰りだった。

酔いも手伝って、私は少し顔を赤らめながら笑っていた。

その時、隣にいた男性社員がボソッとこう呟いたの。


「…やっぱ、お前って恥じらいがあっていいよな」


その時は冗談だと思ってた。でも、それは始まりだった。

 

🌙「恥じらい」は彼にとって“興奮材料”だった


次第にその人は私の“恥ずかしがる瞬間”ばかりを探すようになった。

困った顔、うつむいた瞬間、耳まで赤くなる表情。

トイレから戻ると「顔赤いね、今、何考えてたの?」なんて言ってきたり。

ドアの陰から見てた?と思うようなタイミングで現れることもあった。


私は気づいたの。

——この人、私が“恥ずかしがること”に異常に興奮してる。

 

📩 DMに溢れた“エスカレートする願望”


SNSでフォローされた。

最初は日常的なやり取り。でも、その内容はどんどん変わっていった。

「この前、スカートちょっと短かったね」

「恥じらいを忘れないでね。君のそういうとこ、大好きだから」

…ゾッとした。私はそんなつもりで彼と話したことは一度もない。


その後もDMは止まらず、「見られてる感覚」が日常になっていった。

 

🔒接近禁止命令が出るまでの“限界”


ある日、会社帰りに駅のホームで彼を見かけた。

でもおかしいの。

——彼の最寄り駅は、ここじゃない。

数分後、電車のガラスに映る彼の姿。目が合った瞬間、私の手は震えてた。


すぐに会社に相談して、証拠をもって警察へ。

ストーカー規制法に基づいて、接近禁止命令が出された。

📵接近禁止命令で終わらなかった“執着の亡霊”


彼は言った。「なんで俺だけが罰を受けるんだよ。好きだっただけなのに」

…本気で“恋愛”だと思ってた。

あれだけ私が嫌がっていたのに、それすら恥じらいの演出だと曲解してた。


接近禁止命令が出てからも、別アカウントからのSNS閲覧。

会社の近くをウロつく姿。

私の“存在そのもの”を消そうとしても、彼は執着を手放さなかった。

 

💻探偵に相談したことで得られた“確かな安心”

 


警察だけではどうにもならない空気に、私は探偵事務所へ。

「証拠があれば、彼の行動をもっと強く止められますよ」

その言葉に救われた。


探偵さんは、彼の張り込み行動を記録し、“裏のストーカー証拠”を集めてくれた。

そのおかげで、二度目の警告、そして会社側からも厳重対応が取られた。

 

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ストーカーって「物理的な距離」だけじゃない。

視線、空気、SNS、心の隙間——どこにでも忍び込んでくる。


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