「スッと入った指と、一瞬の沈黙——“女じゃない”と告げられた気がした。」
「あの沈黙が怖くて、誰とも触れ合えなくなった。」
【彼の指がスッと入った瞬間、目が泳いだ——“膣ぶかぶか”の絶望が始まった】
その日、私はちょっとだけ期待していたの。彼とはじめての夜——照れながらも、心のどこかで「やっと本当の恋ができるかも」なんて、淡い夢を見ていた。
でも、彼の指がスッと、あまりにも簡単に入った瞬間、私の中で何かが壊れた。
彼の顔が曇ったのを見た瞬間、私の心は凍りついたの。
【私は、空っぽだった】
それから数日間、何も考えられなかった。
「私の中、そんなに…広いの?」「普通じゃないの?」
検索して出てきた言葉は——“膣ぶかぶか”。
それを見た瞬間、心臓が止まりそうになった。まさに、それだった。
私が何となく感じていた違和感、空虚感。その正体が、それだったの。
【彼の反応が、すべてを物語ってた】
彼は優しかった。責めるようなことは何も言わなかった。けど、何も言わないことが逆に残酷だった。
その日を境に、彼のLINEは減っていった。会う頻度も減っていった。
「ごめん、忙しくて…」
そんな言い訳の裏に、私は気づいてしまった。あの“違和感”がすべてだったんだと。
【膣トレも試した。サプリも買った。でも】
それから、私は必死だった。「膣トレ」っていう体操や、筋肉を鍛えるというサプリも試してみた。
動画も見て、毎晩こっそり実践した。
でも、何も変わらなかった。
焦れば焦るほど、自分の身体が“壊れてる”みたいで、泣きながら体操をしてた。
【“膣ぶかぶか”を語れる場所なんて、どこにもない】
誰にも相談できないよ。友達に「膣がぶかぶかで彼に引かれた」なんて言える?
絶対に笑われる。誰かに伝えた瞬間、私は“女として終わった人”になる。
掲示板で似たような悩みを探したけど、ほとんどが「私だけじゃない」っていう共感を求める声。
答えなんて、どこにもなかった。
【このままだと、一生誰とも繋がれない気がした】
次の恋が怖くなった。もう誰とも深い関係になれないかもしれない。
またあの瞬間が来ると思うと、身体が震えて、距離を詰められない。
「次に指が入ったときも、あの沈黙が来たらどうしよう」
「また、何も感じないって思われたら…?」
そんな恐怖に押しつぶされそうだった。
【美容外科なんて、最初は怖かった】
整形なんて、まったく考えたことなかった。
でも、ネットで“膣圧アップ”っていう言葉に出会ったとき、何かが引っかかった。
いくつかクリニックを調べて、出会ったのが「TAクリニック」。
婦人科形成を専門に扱っていて、カウンセリングが丁寧だという口コミも多かった。
「ここなら、私の話を聞いてくれるかも」
そう思えたのは、ほんの少しだけ、希望が見えた瞬間だった。
【“ぶかぶか”って、もう呼ばれたくない】
好きな人に、もう一度ちゃんと愛されたい。
ちゃんと繋がっているって実感したい。
ベッドの中で、静かな空気じゃなくて、温かい時間を過ごしたい。
そのために、私は動こうと思う。
どんなに恥ずかしくても、情けなくても、自分を取り戻すために。
行くしかないかな。
この絶望から、ほんとうに抜け出すために。
「性格で選んでくれるはず」って、信じたかった。
だけど——夜中の“寝言”にまで、私は裏切られるなんて思ってなかったの。
名前を呼ばれたのは、私じゃなかった。
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※この記事は個人の体験をもとに構成されたフィクションです。医療行為に関しては、専門医と相談の上ご判断ください。