進行性指掌角皮症

進行性指掌角皮症の症状・原因と治療方法と接触皮膚炎の原因物質とは

 

★主婦湿疹・進行性指掌角皮症★

 

主婦や若い女性の手によく起こるので、主婦湿疹とか、手湿疹といわれています。また、特にかゆみがなく、じくじくしないために主婦湿疹とは区別されていた進行性指掌角皮症も、同じ原因によるものであることが明らかにされました。いずれも接触皮膚炎の一つのタイプと考えられます。

 

 

症状・原因

 

 

主婦湿疹、進行性指掌角皮症とも、同一原因ですが、症状のあらわれ方は少し違っています。

 

 

★主婦湿疹・・・・

 

 

指や手のひらに、初め小さな赤いブツブツが幾つかかたまってでき、それが重なり合って、赤い斑となります。

 

かゆみがあり、かきこわすと汁が出ます。自然に汁の出るものもあり、ジクジクと湿潤しています。赤い斑となったあとは、かさぶたができ、かゆみも強くなります。しばらく水仕事を休むと症状も軽くなりますが、再び水仕事を始めると、症状もひどくなったり、新しい湿疹ができたりします。

 

 

★進行性指掌角皮症・・・・

 

進行性指掌角皮症(手あれ)は、指先を使うことが多い人にみられますが、小児期にアトピー性皮膚炎を患っていた人に多いようです。もともと外からの刺激に弱い皮膚の持ち主に起こりやすいようです。

 

普通はきき腕の手の親指、人さし指、中指など、よく使う指先の皮膚がカサカサに乾燥し、皮がむけ、割れ目 (あかぎれ)ができてきます。皮をむくと、赤肌(真皮)が露出して痛むこともあります。

 

さらにひどくなると指紋がなくなり、爪の形も変わってきます。この変化は、しだいにほかの指先にも広がり手の平にまで及びます。主婦湿疹のように、ジクジクしたり、かゆみが強くなることはありません。

 

考えられている原因は、どちらも洗剤、せっけん、その他です。これらが水仕事で皮脂膜がなくなったところへ直接刺激を揉り返して、できるのだろうと考えられています。

 

 

★治療・・・

 

医師の治療としては、湿疹だけのときは、コルチコステロイド剤含有の軟膏、亜鉛華軟膏、亜鉛華ソルべースなどの軟膏やクリームを外用療法として用います。

 

二次感染が起きているときは、抗生物質や殺菌剤入りの外用剤を使って治療します。進行性指掌角皮症の場合は、このほか尿素軟膏やヘパリノイド軟膏、ビタミンA含有軟膏(ザーネ軟膏)などが用いられます。

 

大切なことは、初期に治療を受けることと、これ以上悪化させないことです。そのためには、原因となる物質は何かを医師によく調ベてもらい、原因となるものを遠ざけるとともに、次のような手の保護に努めましよう。

 

 

★予防・・・

 

水仕事から遠ざかったり、洗剤などと直接ふれないようにするのがいちばんいいのですが、主の場合はなかなかできないのが実情。そこで次のような対策を実行するとよいでしよう!

 

@外からの刺激を防ぐことがポイント。各種の洗剤や防カビ剤、駆虫剤、芳香剤などを扱うときは、木綿の手袋の上からゴム手袋をし、直接ふれることをなるべく避けることです。

 

Aゴム手袋ほど完全ではありませんが、皮膚に塗布して乾かすと、皮膚の表面に薄い保護膜ができるタイプのハンドローシヨンを使います。

 

Bやむをえず素手で洗う場合、熱い湯は手が荒れるので、水またはぬるま湯を使うこと。また、洗剤の品質をとりかえてみます。最近は低刺激性のものが出回っています。

 

C指輪と肌の間に洗剤が残りやすいので、はずして水仕事をしましよう。

 

Dぬれた手はそのままにせず、きれいに洗ってよくふき、ハンドクリームかハンドロ―ションを使って皮膚の脂肪模を補うように習慣づけること。

 

E夜は亜鉛華軟膏をリント布にのばして患部にはり、包帯をします。ひどい場合は副腎皮質ホルモン剤の軟膏を塗布しますが、この場合は医師の指示に従ってください。

 

 

★接触皮膚炎・・・・

 

 

皮膚にある種の物質がふれて、その部分に炎症が起きたものを接触皮膚炎(俗にかぶれ)といいます。

 

・・・原因・症状・・・

 

接触皮膚炎は、原因物質によって次の二つに分けられています。

 

 

★一次刺激性接触皮虜炎・・・・

 

原因物質となるものは、強い酸やアルカリ性物質、ウルシ、ギンナンなどの毒性をもった植物、昆虫の出す毒や体液などで、これらが皮膚につくと、だれでもその部分に炎症が起こるものです。

 

症状は、初めかゆみが起こり、ふれた部分に紅斑ができます。ふれたものの毒性が弱いときはこの程度ですみますが、強いと、その後、丘疹や大小の水疱があらわれます。ときにはその部分に痛みや熱感の出ることもあります。

 

やがて水疱がつぶれて汁が出たり、化膿して膿疱をつくったりしますが、かさぶたができてしだいに乾燥し、それがはがれ治っていきます。

 

毒性が強烈だと、ふれた部分の皮膚の皮がむけ、潰瘍になって、治るのに時間がかかることもあります。

 

 

★アレルギー性接触皮膚炎・・・・

 

ある種の原因物質が、繰り返し皮膚にふれているうちに炎症を起こすもので、前者と異なり、特定の人に生じます。

 

症状は初め、かゆみとともに紅斑が出ます。その後は一次刺激性接触皮膚炎とだいたい同じ経過をたどりますが、かきこわしたり、さらに同じ物質との接触を密にしない限り、痛みや熱感が起こることはあまりありません。

 

ただ、何が原因物質だかわからないケースが多く、そのため、同一原因物質との接触度合いが多いので、症状が広がったり重くなったりすることがあります。

 

 

●原因物質・・・・

 

原因物質は多種多様で、身のまわりのものすべてといえます。ただし、起こりやすい人と起こしやすいものとかあります。近年、多くなっている原因物質には、次のようなものがあります。

 

・・・ニッケル、水銀、コバルト・・・

 

眼鏡のフレーム、時計バンドなどに使われているニッケル、コバルトや3価のクロームが原因物質となります。

 

ピアス型のイヤリングでは、耳たぶの中でニッケルがとけ出し、血液に入って全身に回るため、ピアスの部分だけでなく、全身にかゆい湿疹ができるケースが多くなっています。

 

水銀による接触皮膚炎もふえています。それも8才くらいから男女の差なくふえています。その原因は幼児期にする法定予防接種の注射液に混入しているチメロサールという水銀系消毒剤が考えられています。

 

幼児期から水銀アレルギーの体質ができ上がると、水銀系殺菌剤や防カピ剤を使っている靴墨、朱肉、衣類、外国製の化粧品などにふれて皮膚炎が起こります。

 

 

・・・コピー機器・・・

 

コピーは化学変化によって発色が行われ、それが皮膚にふれて皮膚炎を起こします。

 

衣類染色に使われている化学物質、防カビ剤などを使った衣類が多くなるとともに、衣類との摩擦の多いそでロ、くびの周囲、ブラジャーの当たる部分などに接触皮膚炎が多くなっています。

 

 

・・・植物・果物・・・

 

サクラソウ、ギンナン、ウルシ、プリムラ、オブコニ力、マンゴー、キーウイ、パイナッブル、観葉植物のデイフェンバキア、アロシカ、フイロデンドロン、ポトスなどは、その植物が持っている毒素や毛が接触皮膚炎の原因物質になり、花屋や果物屋の店員、生け花をする人などによく起きています。

 

建築用材として使われる輪入木材のレンガス(ウルシ科の木材)、マホガニー、チークなども接触皮膚炎の原因となっています。

 

治療

 

 

医師のする治療は、湿疹とほぼ同じです。ただ、特に入念にするのは原因物質の究明で、それがわかると、それを遠ざけるようアドバイスします。

 

接触皮膚炎は、原因物質がわかり、それを遠ざけることができれば、症状は自然に治ることもありますし、治療効果も上がります。

 

それだけに原因物質の究明が重要ですが、ときには幾つかのものが複雑に絡んでいることもあって、原因物質の決定には時間がかかります。

 

家庭でする治療では、原因物質がわからないまま薬局から薬を買ってきて用い、それが合わなくて、かえって悪化させていることが多いものです。接触皮膚炎が起きたときには、専門医の診察を受け、原因物質を決定してから適切な薬を用いることが大切です。

 

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