子宮癌

2種類ある子宮癌!日本人の場合は子宮癌の80%が子宮頸癌を発生しています。

 

子宮癌・・・子宮頸癌と子宮体癌の2種類がある!

 

子宮癌とは・・・

 

子宮頸部に発生したがんを子宮頸癌、子宮体部に発生したがんを子宮体癌(子宮内膜癌)といいます。

 

この二つをあわせて子宮癌がんと呼んでいますが、日本人の場合は、子宮頸癌が子宮癌がんの約80%と圧倒的に多く発生しています。一方、欧米では子宮体癌のほうが子宮頸癌より多く、約1.4倍となっています。しかし最近は日本でも、子宮体癌の発生に増加傾向がみられます。

 

 

☆子宮頸癌・・・子宮頸部に発生する!

 

どんな病気?

 

子宮頸癌には、子宮ロの近くにできる扁平上皮癌と、内側にできる腺癌とがありますが、ほとんどは扁平上皮癌です。

 

ウイルス感染も引き金に・・・

 

子宮頸癌の原因は確定されてはいませんが、セックスの刺激とヒト・パピローマ・ウイルスの感染が引き金になるとする説が有力となってきています。

 

ヒト・パピローマ・ウイルスは、男性性器の恥垢や分泌物の中に含まれていて、セックスにより感染するといわれています。出産回数の多い人、10歳代から性交渉のあった人、多くの人と性交渉のある人、中絶経験のある人などに多くみられます。子宮頸部への刺激が要因の一つと考えられています。

 

 

●死亡率は減少傾向に・・・

 

頸癌は40〜50歳代に最も多くみられますが、性経験があれば、若い人でも高齢者でも可能性はあります。

 

頸癌は日本人女性にとって、胃癌に次いで多い癌ですが、頸癌による死亡は減少しています。それは、子宮癌(頸癌)検診の普及で早期発見が可能になったためです。

 

少なくとも30歳を過ぎたら、年に一度の癌検診を受けるようにしたいものです。

 

 

●どんな症状が出るの?

 

初期はこれといった症状はなく、初めに気づくのは不正出血がほとんどです。

 

性交の際に出血することが多いのですが、癌特有の出血というわけではないので、月経不順とか、閉経前の不規則な月経と思ってしまう人も少なくありません。

 

また、分泌物が増えるものの、初期には下腹部痛なども少ないため、気にしないまま過ごしがちです。さらに進行すると、出血、おりもの、腰や下腹部、足などの痛み、排尿困難、全身の衰弱、血尿や血便などの症状が現れます。

 

 

●どんな検査・治療?

 

簡単にできる細胞診・・・

 

現在、各自治体で行っている子宮癌検診の多くは頸癌の検査です。主な検査は、細胞診、コルポスコープ診(拡大鏡検査)、組織診ですが、一般には、まず細胞診です。

 

細胞診は、子宮膣部をヘラなどで軽くこすって細胞を採取し、顕微鏡で癌細胞の有無を調べます。痛みもなく、簡単な検査です。さらに子宮頸管の検査をするときは、綿棒で軽くこすって細胞を採取し、子宮膣部と同様に調べます。

 

 

●コルポスコープ診・・・

 

細胞診の結果、さらに詳しい検査が必要な場合は、コルポスコープ診を行います。コルポスコープとは膣拡大鏡のことで、これを膣に挿入し、びらんがある部分に酢酸をつけて変化をみます。

 

これによりどの部分に異常があるかがわかるので、異常があれば、その部分を切除して組織診検査を行います。これらの検査で頸癌は100%近く発見されます。

 

また、リンパ節転移がないうちに発見されれば、子宮癌は非常に治りやすい癌だということも忘れないでください。そのためにも、検査による早期発見が重要なのです。

 

 

●早期に治療すればれば治りやすい・・・

 

頸癌は0期から5期までに分類されますが、0期に入る前に前癌症状を呈します。

 

子宮口周辺の上皮に変化がみえるもので、すべてが癌に移行するわけではありませんし、この段階で発見され、経過観察を続ければ、まず心配はないといえるでしよう。

 

がんの進行に合わせた主な治療法は、心臓病や腎臓病などのある人、高齢者の場合には、治療法は必ずしも同じではありません。

 

また放射線療法、抗がん剤投与が治療法の主体となる場合もあります。頸癌は治りやすい癌ですが、それは早期発見の場合で、進行するにつれて治癒率は下がります。かさねて早期発見の大切さを強調しておきます。

 

 

☆子宮体癌・・・子宮体部に発生する癌!

 

 

どんな病気?

 

女性ホルモンが関係する癌!体癌は、子宮体部の内膜の細胞が癌化するものです。そのため、最近は「子宮内膜癌」と呼ばれるようになっています。

 

欧米では頸癌より多い癌ですが、日本ではけっして多くはありませんでした。しかし、最近は増加傾向にあります。これは食生活の欧米化が関係していると思われます。

 

子宮体癌は、肥満、糖尿病、高血圧の人がなりやすいのですが、こうした生活習慣病(成人病)の大きな原因が食生活にあることから考えても、食生活の変化が、体癌発生のリスクを高めていると考えられます。

 

原因のすべてが解明されているわけではありませんが、エストロゲン(卵胞ホルモン)が深くかかわっているということもわかってきました。

 

エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンで、月経血とともに剥離する子宮内膜の再生と増殖を促す働きをします。このエストロゲンの長期、連続的な刺激が、子宮内膜の癌化に関係すると考えられるのです。

 

体癌になりやすい人は、頸癌と逆で、妊娠、出産をしなかった人、または回数が少なかった人、不妊症だった人です。

 

妊娠、出産の間は月経がないので、エストロゲンの影響を受ける期間は短く、断続的となります。それに対して、妊娠、出産回数の少ない人は、逆にエストロゲンの影響を受けやすくなるためと考えられます。

 

 

 

●発生率は閉経後の女性がトップ・・・

 

毎月、正常に月経がある人や最終出産後5年間は、体癌の発生はあまりみられません。50歳以上の閉経後の女性の発生率が最も高く、次いで60歳代となっています。

 

これまで、体癌は閉経後の女性に多いといわれていましたが、最近では20歳代で体癌になる例もみられます。その意味では、20歳代以降は、体癌検査を含めた婦人科検診が必要だといえるでしよう。

 

体癌も、頸癌同様、早期に発見すれば治りやすい癌ですが、初期の自覚症状があいまいだという点も頸癌と同じで、つい発見を遅らせてしまいがちだからです。

 

体癌の検査は、集団検診などでは頸癌ほど普及していないようですが、体癌の検査もすすんで定期的に受けるべきでしよう。

 

●どんな症状が出るの?

 

無症状から不正出血へ・・・

 

体癌も初期はほとんど無症状です。自覚症状として現れるのは、やはり不正出血です。水様性、血性、膿性、悪臭のあるおりものなどを伴うこともあります。

 

閉経後何年かたっていれば、不正出血にもすぐ気づくのですが、閉経前後だと月経不順と間違えて、気づくのが遅れることが少なくありません。

 

やはり、定期検診を受けるようにすることが、早期発見の決め手です。また少しでも異常を感じたら、更年期障害だろうなどと自己判断で片づけず、専門医を受診しましよう。

 

 

下腹部痛から発熱へと進む・・・

 

癌が進行すると、子宮腔内に血液、膿、分泌物、がんの崩壊物がたまる子宮溜膿腫となり、下腹部痛が起こってきます。

 

さらに進行すると、子宮の収縮によってたまったものが排出されますが、その際、陣痛のような下腹部痛が起こり、悪寒、発熱を伴います。

 

やがて膀胱や直腸からさらに離れた臓器に転移し、全身転移にまで至ります。体癌は頸癌に比べて進行速度は遅いのが普通ですが、適切な治療を行わなければ、全身転移に至るのは、ほかの癌と変わりありません!

 

 

●どんな検査・治療?

 

早めに気軽に検査を受けることです。

 

体癌の検査は、まず子宮膣内に細い管を挿人して子宮内膜細胞を採取して、細胞診を行います。

 

頸癌の検査に比べて痛いと思われていますが、麻酔なしで行い、あまり痛みはありません。この検査で癌が疑われる場合には、子宮内腔を掻爬して組織診を行います。これは麻酔をして行うこともあります。

 

いずれにせ。、恐ろしい検査ではないので、検査を1日延ばしにしないことです。体癌の治療法の中心は手術です。頸癌より放射線療法の効果が高くないためです。

 

しかし、骨盤壁まで癌が浸潤していたり、重い合併症があって手術は危険とみられる場合は、放射線療法や杭がん剤投与、ホルモン療法などを行います。

 

 

●治療後の後遺症

 

頸癌も体癌も、子宮だけを摘出した場合は、月経がなくなる以外、ほとんど後遺症はあれません。両側の卵巣を摘出した場合に、閉経前だと不定愁訴を訴えるケースはあります。

 

リンパ節郭清術を行った場合には、下肢のむくみや、そけい部にリンパ液がたまって、細菌感染を起こす場合があります。

 

広汎子宮全摘出術を行った場合は、排尿、排便障害を起こしたり、膀胱炎、腎孟腎炎などを起こすこともあります。

 

放射線療法では、白血球の減少がみられたり、直腸障害を起こしたりして、下痢、血便、血尿が起こることがあります。また放射線照射を受けた部位がかたいしこリになり、色が変わったり潰瘍になったりする場合もあります。

 

治療後、定期検診を欠かさず受けるのはもちろんですが、後遺症らしい症状があったら不定期でも、すぐ診察を受けてください。

 

治療後、無理は禁物ですが、主治医の許可があれば、しだいに元の日常生活に戻ってもさしつかえありません。子宮や卵巣をとった心理的な影響のほうが大きいようですが、女性でなくなったわけではないのですから、性生活も自然な形で行うことができます。

 

障害をを感じる場合は、恥ずかしがらず主治医に相談し、場合によっては専門医による心理的な治療を受けることも有効です。

 

治療後5年を目安に、注意しながらも、いたずらに心配せず、明るく過ごす心がけが大切です。無事に5年を過ぎれば、まず治癒したと考えてよいでしよう。

 

 

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