卵巣嚢腫

卵巣の中に分泌物がたまった卵巣嚢腫の症状と治療法とは

 

卵巣嚢腫・・・

 

卵巣は女性の体を支配するホルモンを分泌している大事な臓器ですが、比較的はれもの(腫瘍)ができやすいところです。はれものの種類は多いものの、約90%は卵巣嚢腫と呼ばれるものです。

 

 

卵巣嚢腫は卵巣の中に分泌物がたまったものですが、なぜそうなるのか現在のところわかっていないので、予防法もないというのが現状です。

 

卵巣にできる腫瘍を大きく分けると、腫瘍の中が分泌液で満たされている嚢胞性のものと、かたいこぶのような充実性のものとに分けられ、嚢胞性のものが、ここでとり上げる嚢腫と呼ばれるもので、ほとんどが良性です。

 

こぶのような充実性のものはほとんど悪性と考えてよく、卵巣がんもあれば、がんでないにしろ悪性の経過をたどるものもあります。

 

 

★漿液性嚢胞腺腫・・・・

 

外から見た様子は風船のような感じで、中はさらっとした黄色の水様液で満たされています。30〜40代に多くみられ、ほとんど片側の卵巣にのみ発生します。ふくれると子供の頭ほどになるものもあります。そうなるまで症状があらわれないことが多いので、診察を受けて驚く例が多いものです。

 

 

★ムチン性嚢胞腺腫・・・・

 

 

卵巣嚢腫のなかでは比較的多くみられるものです。中身はゼラチンのような粘りけのあるもので満たされています。これも片側の卵巣にのみ発生することが多いものです。

 

 

★類皮嚢胞腫・・・

 

 

中身はドロドロした皮脂、毛髪、骨、歯などが入っています。受精卵の始まりのときに、将来、皮膚、骨などになる部分が、卵巣ができる組織の中にまぎれ込んでしまったもの、と考えられます。類皮嚢胞腫は、20代に比校的多くみられます。

 

 

★卵胞嚢胞・・・

 

なんらかの原因によって、卵胞(卵子が入っているもの)が一時的にふくらむもので、ある期間が過ぎると消失してしまいます。

 

 

 

■症状・原因・・・

 

卵巣嚢腫の場合は相当大きくなって外から手でふれて感じるとか、おなかが大きくなったのがわかるくらいにならないと、症状があらわれてこないのが普通です。

 

最初におかしいと思うのは、おなかがふくれてきたり圧迫感があったりすることですが、そのころおなかにさわってみても痛みはなく、また、しこりのようなものが手にふれてもほかに何も異常がないので見すごしがちです。

 

そのうち進行してくると、ふくれが大きくなって卵管に癒着したり、発育の方向によっては下腹部にさまざまな障害(下腹痛、腰痛、排尿障害、便秘など)が起きてきます。

 

こわいのは回旋して茎部がねじれたときで、急激にねじれたときは下腹部に差し込むような痛みがきて、むかつき、嘔吐などを催し、ショック状態に陥ることもあります。これを卵巣嚢腫の茎捻転といいます。

 

ねじれた嚢腫は出血し、壊死(血液の循環が悪くなるために組織が死ぬこと)を起こし、周囲にある腸が癒着してしまい、そこから細菌感染を起こします。このため、卵巣嚢腫の茎捻転は早急に手術をする必要があります。

 

 

■治療・・・

 

 

卵巣嚢腫は検診などで偶然に発見される場合は別として、相当大きくならないと発見できにくいこと、また良性なのか悪性なのか、良性としても、どの嚢腫かなどということから、開腹手術をしなければならないことがほとんどです。

 

悪性の場合は1日も早く処置しないと命取りになることがあり、良性の場合でも放置しておくと、がんに変化したり、茎捻転を起こすこともあるので、卵巣嚢腫と診断されたら手術をためらってはいけません。

 

卵巣嚢腫では約7%が悪性といわれていますが、早い時期ならば健全なほうの卵巣を残すこともでき、腫瘍部分だけとることもできます。

 

その場合は妊娠、出産も可能で、一部でも残しておけば、卵巣としての機能を保持することができます。

 

両方の卵巣をとるときやむをえず両方の卵巣をとり除いた場合には、特に若い人の場合、種々のホルモン障害が起きてきます。しかし、医師は女性ホルモンの投与など、それなりの対策を講じますから配ありません。

 

卵巣がん、子宮がん以外には、若い人の卵巣を両方ともとることはまずない、と考えていいでしょう。

 

妊娠と合併した場合、嚢腫があって奸娠したり、奸娠中に嚢腫が発見されたりすることもありますが、このような場合は卵巣嚢腫ではなく、ルテイン嚢胞というものであることが多いものです。

 

これは妊娠12〜15週(4カ月)くらいで自然に小さくなることが多いので、手術をしないで様子を見ます。

 

 

卵巣嚢腫の主な症状・・・

 

腹部が大きくなる・腹部に圧迫感がある・就寝時におなかに手をのせると何かふれる・下腹痛・腰痛・便秘になる・排尿しにくい感じ・むかつき・嘔吐。

 

■治療法・・・

 

卵巣の嚢腫は、悪性か良性かの判断は開腹してみないとわからないことが多いため、卵巣嚢腫と診断されたら、なるべく早く手術をしたほうがよい。

 

良性のものでも、放置しておくと悪性に変化することが多いため、手術はどうしても必要。手術の結果、良性と診断されれば健全なところは残す。妊娠も可能。

 

 

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